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法律の分野では新しいテクノロジーの導入に時間がかかることがよく知られています。他の分野では機械翻訳 (MT) の利用が増加しているのに対して、法律事務所では最近まで、対象の言語を話す契約弁護士に依存していました。そのようなバイリンガルの弁護士が、大量の文書のレビューと関連文書の翻訳を担ってきたのです。その後、法務チームがその一部をレビューして、公式に使用できる文書を判断し、必要に応じて認定翻訳を依頼します。
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが国際訴訟に大きな影響を及ぼすようになってはじめて、法律文書を翻訳するための新たな方法が多くの法律事務所で模索されるようになりました。国境が閉鎖され、アウトソーシングが難しくなったことで、多言語の法律文書を期限内に準備するために、機械翻訳が利用されるようになりました。現在では、時間とコストを節約して効率性を高めるため、法律文書に対応した機械翻訳を利用する法律事務所がかつてなく増加しており、その傾向は独占禁止法訴訟や国際訴訟関連で特に顕著になっています。
ここでは、法務翻訳における MT の活用について概要をご紹介します。
機械翻訳 (MT: Machine Translation) のメリットについて考える前に、機械翻訳とは何か、その仕組みはどうなっているのかを理解しておく必要があります。機械翻訳とは、簡単に言うと、人の手をかけずにコンピューターを使用して自動的にテキストを翻訳することです。
最もよく利用されている機械翻訳は、統計的機械翻訳 (SMT: Statistical Machine Translation) と ニューラル機械翻訳 (NMT: Neural Machine Translation) の 2 種類です。SMT では統計モデルと膨大な量の言語データ セットを利用して、最適な翻訳を予測します。NMT もデータ セットを使用しますが、NMT ではそこに人工知能 (AI) とニューラル ネットワークを組み合わせて結果を出力します。NMT の場合、それらしい結果を「推測」するのではなく、ニューラル ネットワークによって翻訳者の思考プロセスを模倣します。この手法では SMT よりも自然な翻訳が得られるため、SMT は徐々に使用されなくなりつつあります。
機械翻訳を企業の翻訳プロセスに取り入れるには、さまざまな方法があります。ここでは、特に一般的な方法を 4 つご紹介します。
お客様にとってどのようなタイプの MT が最適かは、扱うコンテンツの種類やプロジェクトの規模、予算、社内のリソースなど、さまざまな要素によって決まります。たとえば、短い一般的な文章なら無料の MT サービスで十分な場合がありますが、それに対して大量の多言語ドキュメントを扱うには、ベスト オブ ブリード MT の方が適しているでしょう。さらに、品質を最大限に高めるには、人間の翻訳者によるポストエディット サービスを通じて MT の出力に手を加える必要があります。
前述のとおり、法律事務所で MT を利用することで、以下を通じて法律文書の翻訳にかかる時間とコストを大幅に節約することができます。
機械翻訳ではこうしたことを可能にするために、各分野のデータと個々の案件固有のデータの両方を使用してエンジンのトレーニングが行われます。関連性の高いデータを追加するほど、法務翻訳の出力の精度が高くなります。それによって、最初の段階で外国語の文書をレビューするために必要な契約弁護士の人数を減らすことができ、翻訳のコストを抑えられます。
MT を利用すると翻訳コストの削減や納期の短縮が可能になるだけでなく、MT は eディスカバリ プラットフォームと連動させることができるため、当事者間で安全にデータ転送を行えるようになります。それにより、法律事務所、お客様、eディスカバリ ベンダー、法務翻訳プロバイダーの間のコンテンツの流れを合理化できます。eディスカバリ プラットフォームで文書を選択するだけで、カスタマイズされた MT エンジンにその文書を自動的に転送できます。MT エンジンは翻訳済みのデータを自動的にプラットフォームに返送し、ソース文書 (翻訳元の文書) とのマッピングを行います。
次に、MT が多言語の訴訟案件に変革をもたらすことを踏まえて、実際のプロセスを進めるための翻訳サービス プロバイダーを選定する必要があります。当社では業界トップ クラスの機械翻訳を長年にわたって提供しており、人による翻訳の数分の一のコストで、どのような規模の法律文書でも安全に翻訳することができます。
当社を言語サービス パートナーとしてご利用いただくことで、お客様には次のようなメリットがあります。
次に、いくつかのケースを例にとって、当社のサポートを具体的にご紹介します。当社のお客様と米国司法省との取り組みにおいて、当社が実践したことの概要をご確認ください。
米国司法省からはお客様に対し、こちら側の提出書類の品質は最初の機械翻訳も含め、相手方から提出されたものよりはるかに高かったというコメントをいただきました。このワークフローでは、お客様の情報開示のための処理時間が大幅に短縮され、数百万ドルとまではいかないまでも数十万ドル規模のコストを節約できました。
米国司法省への提出用に、自動車産業における合併に関して、複数の言語で作成された 7 万点以上に及ぶ Excel/PowerPoint ファイルをニューラル機械翻訳で処理。
お客様の eディスカバリ ベンダーから提供された Excel および PowerPoint ファイルの機械翻訳が米国司法省から却下されたため、改めて当社にご依頼いただきました。
農業およびバイオテクノロジー産業における大規模な合併に関して、6 言語で 1 億 2,500 万語以上のニューラル機械翻訳を実施。
納期を短縮しつつ成果物の品質を高めるために、当社のローカリゼーション エンジニアと NMT エキスパートで構成されたチームがカスタム ワークフローを構築しました。それにより、お客様は最終的に米国司法省から取引が承認されただけでなく、翻訳についても数百万ドルにのぼると思われるコストを節約できました。
このように、当社は、国際的な訴訟手続きをスムーズかつ効率的に進める上で必要な知識と経験、そしてテクノロジーを備えています。当社は 20 年以上にわたって、Global 100 および AmLaw 100 の 92% を占める数多くのグローバル企業のお客様に、高品質な法務翻訳サービスを提供してきました。
当社が提供する各種サービスについて、ぜひお問い合わせください。