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人工知能は 19 世紀から存在していますが、最新の到達点とも言える生成 AI (GenAI)/大規模言語モデル (LLM) によって、AI から得られるものが大きく変わりました。初めて機械が人間のように判断を下すようになったのです。これまで機械は想定どおりの結果を返すものでしたが、その出力が不確かなものになったことで、「トラスト (信頼)」についての認識を新たにする時がきました。
「機械に判断を求めるようになっていますが、その判断は、ある意味ブラックボックスで行われます。ここで持ち上がるのが、『この決定を信頼していいのか』という疑問です」
— ヴィンセント ヘンダーソン、ライオンブリッジ AI エキスパート
この「AI を受け入れる: トラストの新時代」ウェビナーでは、ライオンブリッジのウィル ローランズ-リースが、ローカリゼーションにおける AI トラストの問題に焦点を当てた活発なパネル ディスカッションのモデレーターを務めました。パネリストは、Amazon Web Services (AWS) のスコット シュヴァルバッハ氏、Cisco のジェーン ファラオラ氏、ライオンブリッジのヴィンセント ヘンダーソンです。
このウェビナーを見逃された方は、こちらからオンデマンドでご覧いただけます。今回は、生成 AI と言語サービスに関するウェビナー シリーズ第 5 弾となります。他のウェビナー動画を視聴するには、「ライオンブリッジのウェビナー」をご覧ください。
お時間がない方は、ディスカッションの重要部分をまとめた以下のブログ記事をご覧ください。
AI トラストの新時代には、価値ある出力を生み出せる AI エンジンの能力に加えて、その他多くのことが必然的に絡んできます。誰が AI を使用しているのか、どのように使用しているのか、AI システムは何をしているのか、この情報を社内の関係者にどのように周知できるのかといったことも含まれます。AI トラストについては、以下の重要なポイントから総合的に考えることができます。
パートナー — パートナーとして、どのベンダーを選定しているか。そのベンダーは責任を持って AI を管理できるのか。
プロセス — ローカリゼーションではどのようなプロセスに従っているか。それらのプロセスは信頼でき、目標達成に寄与するものか。
システム — ローカリゼーションをサポートするためのテクノロジーはどのようなものか。そのテクノロジーは安全か。また、トレーニングに御社のデータを使用しているか。
管理 — 社内の関係者に対して、過度な期待を抱かせないようにしつつ、コンテンツの処理と管理が適切に行われていることを確信してもらうにはどうすればよいか。
今こそ AI を採用する時であることに、パネリストは全員一致で同意しました。AI は大きな変化を遂げています。最新の AI で得られる革新的なスピードとコスト削減のメリットを得るには、全力で取り組む必要があります。AI を活用し、さまざまな言語変種を追加すれば、よりパーソナライズされた方法でより多くの人々にリーチを拡大できるため、最終的に収益アップにつながります。とはいえ、注意も必要です。では、何から始めればいいでしょうか。
Cisco のジェーン ファラオラ氏の場合、最初のステップは好奇心を持つことでした。「可能性は無限です。AI の進化の恩恵を受けて私たちができることの幅を本当に広げるのは、人々の創造力だと思います」とファラオラ氏。
AWS のスコット シュヴァルバッハ氏は、生成 AI ソリューションの使用については慎重になるようにと企業にアドバイスしています。「やるべきことはまず、自分がどうなっていたいかを考え、その到達点から、そこまでのプロセスを逆にたどることです」と語りました。
重要なこととして、パネリストは、AI プロセスを自社のシステムに取り込む際には、必ず人間が関与することになる点を強調しました。
ライオンブリッジでは、トラストについて考える際の覚えやすい方法として、TRUST フレームワークを導入しています。これは、次の 5 つの重要な評価基準からなる頭字語です。
これらの要素を合わせて、ローカリゼーションの範囲内で包括的にトラストに対応します。
透明性には、ローカリゼーションで GenAI/LLM モデルがどのように使用されているかを知ることが含まれます。これは、社内の関係者にコンテンツの処理と管理が適切に行われていることを確信してもらううえで大きな効果があります。御社の言語パートナーは、AI ツールの使用について透明性を確保しているでしょうか。この点をしっかり確認してください。
プロセスの開始時に介入することで、信頼性の高い出力が得られます。機械に行わせる処理を明確にしてエンジンに適切なプロンプトを提供し、テスト プロジェクトを実施します。これを繰り返してテストを継続し、満足のいく結果が得られることを確認したうえで、次のステップに進みます。出力セグメントに対する継続的なランダム評価の信頼性を高めるには、GPT-4 を使用します。当社のテストでは、GPT-4 の評価は、人間による評価よりも正確であることがわかっています。
Cisco は、戦略的決断に役立てるためにコンテンツでパイロット プロジェクトを実行しました。ライオンブリッジによる支援がどのようなものであったかを動画でご覧ください。
重要なのは、GenAI を使うのに適したプロジェクトを慎重に検討して特定することです。こうしたプロジェクトには、有用であることはもちろん、御社のさらなる躍進に貢献するものを選びましょう。そうすることで、テクノロジーによる時間短縮やコスト節約のメリットを有効に活かせるようになります。
許可していないコンテンツを LLM がトレーニングやその他の目的で学習・使用しないよう制限して、御社の知的財産を保護しましょう。また、LLM データ センターの所在地に関する地政学的な観点と、それに関連したあらゆる「偏見」の可能性について考慮します。規制に準拠するために特定の機械を使用する場合や、政府公認のモデルを使用する場合は、特に注意してください。
GenAI/LLM テクノロジーはローカリゼーション プロセスの迅速化を促進しますが、焦って導入しようとすると、重要な成功要因を見落としてしまうリスクにつながる可能性があります。LLM のチューニング、RAG (Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成) の構築、そのテストが必要になりますが、これらには多大な時間とリソースがかかる可能性があり、費用対効果が得られるまでの期間にも影響を及ぼします。
コースウェアの作成を主導する AWS は、GenAI を使用してコンテンツをきめ細かくパーソナライズし、エンゲージメントの強化を図っています。たとえば、AWS は現在、対象地域の言語で eラーニング コースを構築しています。従来であれば、まずは英語で作成されていたものです。また、コースのトーンも、オーディエンスに合わせてカスタマイズしています。たとえば、AI エンジンに対するプロンプトで、主題にユーモアを取り入れたり、技術的な素材の無味乾燥さを和らげたりするよう指示しています。
「細部に気を配ることは重要でしょうか。実はそうでもありません」とスコット シュヴァルバッハ氏は言います。「私たちの評価基準は、『学生がコースを開くか』ということです。コースを受講するか。修了するか。そして、次のコースに進むかです。そしてもっと重要なのは、その学生が私たちの伝道者となって、他の人にそのコースを受けるべきだと勧めてくれるかです」
エンゲージメント強化を超えるその他のメリットとして、大幅な時間削減があります。GenAI を導入し、新しいプロセスを使用することで、コース構築にかかる時間を 90 日から 2 週間に削減することを目指しています。
適切な言語パートナーの選定は、AI の導入を通じて目標を達成するうえで非常に重要です。
まず、達成すべき目標を明確にします。目標がはっきりしたら、RFP プロセスの段階で、選定対象のパートナーの強みと弱みを明らかにするために、次の質問について考えてみます。
選定対象のパートナーが採用しているのはどのようなテクノロジーか。特に必要としていない翻訳管理システム (TMS) などの複雑なテクノロジーの購入を求められているか。
ベンダーは御社の知的財産を保護するか。または御社のデータをトレーニングに使用するか。
ベンダーはデータ主導型のアプローチを採用しているか。また、Gen/AI を使用する、または使用しない状況の判断に役立つような客観的で有用なデータを提供できるか。ベンダーは、今対応すべき言語と先送りすべき言語を示すデータを提供できるか。
ベンダーは、プロセスの透明性を確保して御社のニーズを最優先に考えているか。
以上の検討事項を踏まえれば、適切な基準で徹底した評価ができます。上記と等しく重要なのが、連携する、または連携を考えているパートナーの適格性を評価できる適切な社内チーム メンバーを、お客様自身がきちんと選定することです。
AI トラストについてのさらなるガイダンスとなるよう、TRUST フレームワークについてまとめた資料をご用意しました。ぜひご覧ください。
AI の導入において言語サービス業界をリードするライオンブリッジでは、AI テクノロジーがまだ初期段階にあるにもかかわらず、すでに 500 社近いお客様に、それぞれのお客様専用の GenAI ソリューションだけでなく、他の AI 関連の取り組みにおいてもさまざまなサポートをご提供してまいりました。GenAI の導入と信頼に基づくパートナーシップについてご興味があれば、ぜひ当社までお問い合わせください。