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ローカリゼーション バイヤー向けオンボーディング ガイド

有意義なパートナーシップに導く 5 つの要素

多くの場合、言語サービス プロバイダー (LSP) との提携を検討する際は、ローカリゼーション プロセスで得られる結果が重要なポイントになるでしょう。精度が高く、優れた品質の結果を出すために、これらのプロバイダーはどのような手法を取っているのでしょうか。オンボーディングの質については後回しになりがちですが、それではいけません。オンボーディングは、単に言語ツールやコネクターを使用するためのトレーニング期間やプロセスではなく、複数のステップからなる複雑なプロセスであり、そのパートナーシップを通じて得られるサービスの品質を示唆するものです。ライオンブリッジでは、お客様との強固な関係の構築を目指すうえで第一印象を重視しています。幅広い人材と豊富な実績を活かして、効率的かつ効果的なオンボーディング体験をご提供いたします。

考慮すべき 5 つの要素を以下にご紹介します。

1. 体系的でありながら適応性の高い計画であるか

経験豊富で優秀な LSP であれば、あらかじめ熟考された体系的なオンボーディング計画をもとに、お客様のニーズに応じて計画をカスタマイズできるようにしているはずです。オンボーディングを円滑に進めるには、高度に体系化されたプロセスが必要になります。お客様のグローバル展開の簡略化を最終目標とする LSP を選びましょう。煩雑なオンボーディングを提供する LSP ではいけません。 

2. 翻訳に関するお客様の意向が考慮されるか

優れた LSP であれば、ローカリゼーション戦略を策定するうえで汎用的なアプローチは存在しないことをよく理解しています。お客様の意向に沿った成果物を判断するために、早い段階で適切な質問を投げかける LSP が好ましいと言えます。プロジェクトの対象範囲はどうなっているか、どの言語への翻訳が必要であるか、お客様はグローバルなブランド ボイスをどう伝えたいとお考えなのか、使用すべき用語の指定はあるかなど、さまざまな要素を明らかにする必要があります。LSP はこうした情報を得ることで、適切なツールや戦略を検討して用意することができます。

たとえば、以下のようなツールがあります。

高度な言語テクノロジー

ますますデジタル化が進むなかで、翻訳プロセスを最適化するためのテクノロジー ツールが数多く存在します。LSP は、進化する言語テクノロジーの最新情報を常に把握している必要があります。ライオンブリッジでは、翻訳メモリ (TM) から機械翻訳 (MT)、人工知能 (AI) に至るまで、関連性の高い言語ツールをすべて取り入れています。

スタイル ガイド

スタイル ガイドとは、その企業の雰囲気やブランド、それを表すトーン (語調) や表現をまとめた参照資料です。当社のスタイル ガイドでは、フォーマルさの度合い、文章構造、トーン、コンテンツの種類、略語などのスタイルに関する指定が含まれます。さらに、専門の翻訳者が対象の製品やサービスについて理解を深めるために、お客様の企業に関する情報も記載されます。

用語集

TM と連動して使用される用語集は、コンテキスト付きの例を伴う、ソース言語 (翻訳元の言語) からターゲット言語 (翻訳先の言語) へと翻訳された用語のファイルをインデックス化したものです。これにより翻訳者は、お客様の言語的な指定事項を、単語または語句単位で言語的に深い精度で確認することができます。

3. 財務や報告の管理はどうなっているか

LSP とお客様との間で財務処理にかかわる透明性を確保することは、オンボーディングおける不可欠な要素の一つです。LSP には、十分な時間を使ってお客様と確認を行い、見積もりや承認、発注書 (PO)/請求書に関するお客様のニーズを理解し、明確にすることが求められます。

4. プロセス全体を通じた専任の担当者がいるかどうか

多くの場合、プロジェクトのオンボーディングには LSP 社内の複数の部署が関与します。最初のチームからプロジェクト マネージャーにプロジェクトが引き継がれ、言語担当のオンボーディング チーム、技術担当のオンボーディング チームへというように引き継がれていく場合があります。このような引き継ぎにお客様だけで対応するのは非常に困難です。オンボーディング プロセス全体をガイドする専任の担当マネージャーがいれば、複数のグループの間で行き違いやストレスが生じることもありません。

5. LSP の顧客対応基準はどのようなものか

当社のオンボーディング チームは最先端の言語ツールやリソースに精通しており、高質のカスタマー ケアをご提供できるよう努めています。オンボーディング プロセスでは、さまざまなタイミングでお客様からご質問をいただくことがあります。プロジェクトの進行に伴って、進行を減速せざるを得ない状況やさまざまな課題が生じてくることがあり、お客様と LSP の双方がそうした状況に備えておく必要があります。計画どおりに物事が進まない場合にどうするのか、リスクを軽減するにはどうするのかなどを検討する必要があります。時間の制約がある場合には、疑問や懸念に対して迅速に、希望の言語で対応してもらえることを確認しておきましょう。お客様の質問に対応できるようトレーニングを受けた多言語対応のカスタマー サービス チームが用意されていれば、こうした状況で大いに役立ちます。

ライオンブリッジが提供するオンボーディング体験

前述のように、当社では第一印象を重視しています。当社のオンボーディング チームは、有意義なパートナーシップの構築に向けて強固な基礎を築くべく専門のトレーニングを受けています。当社のオンボーディングには以下が含まれます。

  • 厳密で詳細なオンボーディング計画

  • 最先端の言語ツールのトレーニングを受けた言語専門家

  • 当社のサービスや結果について測定・評価が可能な、お客様のニーズに応じた報告体制

  • オンボーディングの各段階をスムーズに進めるための専任マネージャー

  • 平日 24 時間体制で幅広い言語に対応できる優れたカスタマー サービス

次世代レベルの LSP へのスムーズな移行

新たな LSP へのローカリゼーション業務の移行には大きな負担が伴います。新しいパートナーシップを始める際には、効率的なオンボーディングが大きな違いを生み出します。ライオンブリッジでは、当社コミュニティにスムーズにご参加いただけるよう、細心の注意を払ってお客様に専門的なサポートをご提供いたします。今までの LSP に対して依頼すべきこと、TM や用語集、スタイル ガイド、レビュー ガイドラインなどの既存の言語資産を最適に管理する方法について、当社のオンボーディング担当チームがお客様をご支援いたします。当社は、多くのお客様から強力なパートナーとしてご信頼いただいています。御社のローカリゼーション パートナーとして当社をお選びいただければ、万全の態勢でお客様のニーズにお応えいたします。

お問い合わせ

当社と有意義なパートナシップを構築しましょう。当社の営業担当者までぜひご相談ください。

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執筆者
ソフィア イーキンズ