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この記事は、テクノロジーの進歩が言語品質にもたらす影響を探るライオンブリッジの「【シリーズ】言語テクノロジーの未来」の第 1 回です。
かつて、大半の翻訳作業が手作業で行われていたことをご存知でしょうか。そのことを念頭に現状を見つめると、言語業界がいかに速いペースで進化を遂げているか、そしてときには自社の言語戦略が時代や自社のニーズに沿っているのかを見直すことが大切であることがわかります。大量のコンテンツがあふれている時代に、かつてのローカリゼーション手法が通用するとは思えません。作成または変換する必要があるコンテンツはいまだかつてないほどの量になっています。一方で、ビジネスのスピードが高まる現代の環境において、多くの企業に立ち止まる余裕などはありません。ただし、将来に向けての計画にはそれなりの時間と労力をかけるべきです。
「ウィズ コロナ」の時代において、多くの企業がデジタル改革を加速させ、ローカリゼーションとコンテンツに対する捉え方を問い直しています。多くの企業はその考え方を大きく変えつつあるのです。コンテンツのライフサイクルや ROI (投資利益率)、コンテンツの市場投入期間について熟考を重ね、プロセスから成果へと焦点が移っています。こうした流れのなかで、多くの企業がローカリゼーション プログラムについて異なるアプローチを採用することを検討し、従来の「マルチベンダー戦略」に疑問を投げかけています。
ここでマルチベンダー戦略とは、企業が複数の言語サービス プロバイダー (LSP) にローカリゼーション サービスの提供を依頼することです。通常、この戦略はローカリゼーション プログラムのリスクを軽減する目的で採用されます。コンテンツのローカリゼーションに 3 ~ 4 社、もしくはそれ以上の数のベンダーを採用することもあります。言語や地域、ローカリゼーションの対象コンテンツのタイプに応じて複数のベンダーに作業を分散させる場合もあります。
ローカリゼーション業界において、マルチベンダー戦略の歴史は、それぞれのプロジェクトが大規模で、コンテンツ管理システムとローカリゼーション システムの連携が脆弱だった時代にまでさかのぼります。対象市場へのコンテンツ投入が遅れるリスクを軽減する目的でこの戦略が採用されていました。
デジタル エコノミーによってコンテンツがマーケティングの主役になるなか、過去 10 年でコンテンツの役割も大きく変化してきました。企業のコンテンツ管理方法も根本から変わっています。こうした複合的な要素がコンテンツ ライフサイクルの考え方にも影響を及ぼしています。
技術の進歩によって、複雑だったローカリゼーション プロセスはよりシンプルになりました。また、多くのコンテンツ管理システムでリッチ メディア コンテンツがネイティブでサポートされるようになり、今やコンテンツ ライフサイクル全体の管理が可能なソリューションを提供するほどにシステムが洗練されたため、マルチベンダー戦略自体が不要になるケースも見られるようになりました。
マルチベンダー戦略を採用することで、各企業はさまざまな目標を達成しつつ、次のようなことも実現できます。
マルチベンダー戦略の実施にはコストがかかり、一般的に多額の投資が必要になります。多くの企業がベンダー管理のために高価なソフトウェアを購入する傾向にあります。その結果、社内の従業員をいわゆる「翻訳管理システム (TMS)」の運用と維持に充てることになります。
当社の調べでは、マルチベンダー戦略を採用している企業の大半はマルチベンダー戦略の維持にローカリゼーション予算の 20% を割いています。管理と関連テクノロジーにかかるコストは最終的に数十万ドルに達する場合もあります。
中規模クラスの翻訳会社や LSP の手に余るような大規模ローカリゼーション プログラムにはマルチベンダー戦略が適しています。
一般的に、ローカリゼーションの予算が非常に限られている企業にはマルチベンダー戦略はお勧めできません。複数のベンダーの管理にかかるコストがローカリゼーション費用全体に大きな影響を及ぼすためです。その結果、ローカリゼーションに割けるリソースが減り、対象市場においてコンテンツ本来の効果が得られなくなります。
優れた品質のローカリゼーションを迅速に実現する上で、マルチベンダー戦略は必ずしも必要ではありません。多くの企業にとっては LSP 1 社に仕事を依頼する方がメリットがあります。
複雑な作業をすべて引き受けてくれる心強いローカリゼーション パートナーを必要としているのであれば、特定の LSP 1 社にローカリゼーションを依頼することをお勧めします。LSP 1 社と提携することで「スケール メリット」を得ることができ、煩雑なパートナー管理作業も不要になるためコストを大幅に削減できます。
いずれの戦略を選ぶにせよ、翻訳を進める上で必要なテクノロジーの投資利益率を調査し、それをローカリゼーションの総予算と比較することが大切です。
ライオンブリッジをはじめとする一部の LSP では、ローカリゼーション テクノロジーを自社サービスに組み込んでいるため、この点について心配する必要はありません。こうした LSP を利用することでコストを大幅に削減し、コンテンツのローカリゼーションにより多くの予算を割り当てて、対象市場向けの翻訳のさらなる品質向上を図ることができます。
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