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グローバル オーディエンスにリーチを拡大すべく動画をローカライズする際には、さまざまな制作手法から選ぶことができます。トランスクリプション (書き起こし) や字幕制作、ボイスオーバーと吹き替え、オープンおよびクローズド キャプションなど、さまざまな選択肢があります。動画と音声のローカリゼーションが効果的であれば、リーチがさらに拡大し、最終的には販売増加につながります。動画コンテンツに投資すべき理由について詳しくは、当社のインフォグラフィック「動画コンテンツをローカライズすべき理由」をご覧ください。
昨今の傾向を受けてマルチメディアのローカリゼーションをすぐにでも開始したい気持ちに駆られるかもしれませんが、その前に、成果に直結する 5 つのポイントについてお読みください。
効果的なマルチメディア ローカリゼーション戦略を実施する際に最初に行うべき作業は、対象オーディエンスの特定です。オーディエンスとそのオーディエンスの期待事項は戦略の指針となり、動画を公開する度合いや対象とする言語の選択、特定の動画への予算割り当て、公開までの期間の策定など、さまざまな決断を下す上で優れた判断材料となります。
動画の視聴者や視聴方法、視聴場所、視聴する時間帯などを調査し、結果に基づいて制作する動画の内容を決定します。なぜ人々がその動画を視聴したいと思うか、その理由を明らかにしましょう。視聴者の心を掴むコンテンツでなければ、動画を最後まで視聴してもらえないでしょう。このため、対象のオーディエンスについて十分に理解を深め、そのニーズに合わせて素材を調整することが大切です。
動画コンテンツの制作とローカリゼーションを支援するために設計されたソフトウェア製品は多数存在します。こうした製品を評価する際は、必要なマルチメディア機能が搭載されているかどうかに加えて、以下の点も確認しましょう。
想定外の費用を避け、動画のローカリゼーションを効率よく行うために、事前に各ソフトウェアのオプションを慎重に評価してください。とはいえ、正しい選択をするのは容易ではありません。当社までご相談いただければ、当社のマルチメディア専門家が御社に最適なソリューションの選定をお手伝いいたします。
ソフトウェアの統合はかつてないほどに進んでいます。今日では、さまざまな場所やタイプのファイルからアセットを抽出できるソフトウェアが流通しています。しかし、動画コンテンツのローカリゼーションについては、ソフトウェアを統合することが必ずしも最適なアプローチとは限りません。
複数のファイル タイプを使えるのは確かにメリットですが、単一のファイル タイプを処理するほうが簡単でコストもかかりません。ファイル タイプの数が少なければ、開発するフィルタの数や、処理してチェックするファイルの数が減り、プロジェクトの実行に必要な工数も少なくなります。
ローカライズする予定のコンテンツを一元化することで、ローカリゼーションのコストを削減し、納期を短縮できます。
動画のローカリゼーションには時間がかかり、工程が複雑になりがちです。想定以上に時間や労力を取られることもあり得ます。計画の策定時に各作業に時間的な余裕を加えることで、プロセスをより円滑にできるようになります。
通常は、ローカライズ対象のコンテンツの量とタイプ、翻訳先であるターゲット言語の数という 3 つの要素を考慮して大まかなスケジュールを考えます。この大まかな推定スケジュールに加えて、ローカリゼーション プロセスにおける重要な転換点や、重大な決断が必要な際に、お客様自身がプロセスに関与しなければならない必要性についても認識しておくことが重要です。このため、お客様自身の余力の有無がスケジュールに影響する可能性もあります。
可能であれば、推定スケジュールを少し延長して時間的な余裕を持たせ、想定外の状況にも対処できるようにします。
動画のローカリゼーションを開始する前に、明らかに最適と思われるソリューション以外にも代替ソリューションがないかを検討しましょう。目標に反するように思えるかもしれませんが、検討することで、場合によってはコストをより削減でき、納期をさらに短縮できる選択肢を発見できる可能性があります。
たとえば、社内オーディエンス向けのコンテンツや注目度の低いコンテンツのボイスオーバーを制作する場合は、声優の代わりに合成音声を使用しても非常に効果的です。このアプローチではコストを削減でき、プロジェクトもより短期間で完了できます。同様に、スクリーンショットや画像内のテキストについても、その内容の説明や指示に関して翻訳にうまく盛り込むことができるのであれば、翻訳せずに原文 (たとえば英語) のままに残すこともで可能です。画像のローカリゼーションの対象範囲が減ると、その分、デスクトップ パブリッシングのコスト削減と納期の短縮につながります。
ローカリゼーション プロセスにおいては臨機応変に対応することが重要です。当面の課題に対してより優れたソリューションを見つけることができる可能性があります。
言語的および文化的価値はそれぞれの言語で異なるため、ローカリゼーションに対しては、そうした事情に基づいた現実的な期待感を持つことも大切です。動画ローカリゼーションの開始点は言語に関わらず同じですが、翻訳者と編集者の達成目標は言語ごとに異なります。ローカライズされたコンテンツの最終的な品質と価値は、他の言語・文化にローカライズされたものと比較するのではなく、その言語と文化の範囲内で評価する必要があります。
以上の 5 つの提案が動画ローカリゼーションの足がかりとなります。ローカリゼーションの開始段階で計画や検討を重ねることで、開始から終了までのプロセスをスムーズに進めることができます。
動画の投資効果を最大限に高めたいとお考えであれば、ぜひ当社までお問い合わせください。当社の動画ローカリゼーション サービスについて詳しくご説明いたします。